注文住宅

都心と地方の一戸建て費用相場で考える通勤利便性と生活環境の優先度

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自分たちのライフスタイルに合った家

家は昔から一生に一度の大きな買い物と言われます。当然、今もそれは同じですが、社会情勢の変化や晩婚化、若年層の就職状況、低収入化に伴い、住宅の購入トレンドも変化しています。
その大きな流れの一つが、部材の大量発注や企画プランの統一化などでコストダウンを行ったローコスト住宅の流行でしょう。坪単価30万円台、本体価格1000万円台から一戸建て住宅を建築することが出来、年収300万円台でもマイホームの購入が十分可能な状況です。

しかし、家を買うという行為が大変大きな買い物であることは間違いありません。失敗しない家づくりのためには、「どんなポイントを重用視して家を建てるのか」をしっかりと見極めて、自分たちのライフスタイルにあった家をつくることが重要です。

一生住む家=終の住処をつくる

これから皆さんが建てる一戸建て住宅は、一生住み続ける家、つまり終の住処であると言えます。当然、子供たちはいつか独立し、家を巣立っていくでしょうが、夫婦はその家に住み続けるはずです。
時には、リフォームによる修繕や大規模なリノベーションでの作り替え、もしくは建て替えを行う場合もあるかも知れませんが、まずは「これから自分たちが住むのに最高の住宅」を造ることを目指して、家づくりを進めていくべきです。

通勤利便性と生活環境を比較する

一戸建てに限らず、家を買う場合はその周辺環境の利便性や充実度も非常に重要です。そして、時に家の値段にも大きく関わってきます。
例えば、電車での移動がメインの地域である場合、「駅から近い方が高額で、駅から遠ざかるほど安価になる」傾向があるのは間違いありません。
電車を移動のメインにしている人々にとって、自宅から駅の距離というのは、生活の質を左右する大事です。駅から自宅の近さという指標とは別に、「自宅から勤務先の距離」というのも、重要になってきます。

都心に近いほど家は高く。離れるほど安くなる

基本的に、都心部に近いほど、土地や建物の建築費用は上がります。逆に地方部へ行くほど、土地も建築費用も安価になります。
だからこそ、東京都心のど真ん中に勤務していながら、自宅の一戸建てがあるのは電車で3時間もかかる地方都市という「遠距離通勤」がまかり通る訳です。
電車の中で疲れ切っているサラリーマンのお父さんを見ると、ちょっとかわいそうになってしまいますが、それは「家を建てる予算と利便性、生活環境」など条件を天秤にかけた上の選択ということになります。

予算を高くして、より都心に近い場所に家を建てるという選択もできたはずですが、それをしなかったのには理由があるはずです。

①一戸建て建築予算の問題

一つは、それこそ予算の問題。
家づくりは、上を見ればキリがありません。あれも欲しい、これも欲しいと言っていると、莫大な借金を抱えることになりますので注意しましょう(そもそも住宅ローンが通りません)。

②正確環境面の問題

二つ目は環境面の問題。
都心は何でもそろっているという便利さがある反面、物価が高かったり、どこも混雑していたりと、遊びに行くのなら最高ですが、「生活を営む」上では、デメリットになることも多いです。
子ども達の学校面の問題もあります。
自然の多い場所でのびのびと子育てをしたいという考えを持っているご夫婦は多いことでしょう。
流行の田舎暮らしとまではいかなくても、都心から2時間も離れれば、田園風景と大型商業施設が混在した中規模地方都市がいくらでもあります。
それらの多くは都心に仕事を持つ方々のベッドタウンの機能を持っていて、最寄り駅を中心に住宅街が広がっています。

熊谷市・籠原駅周辺は大宮・池袋・新宿方面勤務者のベッドタウン

僕は以前、埼玉県熊谷市に住んでいたことがありましたが、最寄り駅はJR高崎線の籠原駅でした。
この籠原駅は、東京方面に向かう電車の始発駅であり、都心に比べて土地も安価なため、東京で働く方々の通勤圏内にある最適なベッドタウンとして栄えていました。
一戸建てのマイホームが欲しい、だけど東京での仕事は辞められない!でも、東京で家を買うような予算も余裕もない!
という人にとって、この籠原駅周辺、熊谷市などは妥協点としては最高の土地なのかも知れません。
東京への通勤が出来ないこともないし、一戸建て購入価格も手頃、生活環境も申し分ない。
つまり、バランスが良いのでしょう。
住めば都と言いますが、多くの家族がこの町を終の住処を建てる場所として選ぶ理由が分かります。
ただ、夏はものすごく暑いです。

都心近くと郊外の一戸建て住宅費用相場

都心に近い場所と郊外・いわゆる地方では、どのくらい一戸建て住宅の建築費用に差があるのか。だいたいの相場をしらべてみました。

横浜市の新築一戸建て建築費用相場

まず、東京近辺に勤務している人にとって憧れでもあり、利便性などの面でも最高のロケーションである神奈川県横浜市。当然人気のスポットなので、そこに一戸建てを建てるとなると相当な費用がかかることが予想されます。

ホームページ「人気エリア横浜市・エリアごとの費用相場」によると、横浜市の人気エリア別に分けた一戸建て住宅の平均価格は以下のようになっています。

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中区、都筑区、青葉区というベスト3地域では5000万円超え。

都心の大企業に勤務し、それなりのお給料をいただいている方でないと、横浜に家を建てるのは難しいかも知れません。

僕の高校時代の友人は、最近、横浜に一戸建てを建てましたが、やはり誰もが知っている一部上場企業の社員です。インドやメキシコに飛ばされて結構大変な目にあっているようですが、新居で穏やかに暮らせていることを祈っています。

千葉県印西市新築一戸建て建築費用相場

では、住みよい街ランキングで2連覇を果たした千葉県印西市の場合はどうでしょう。

都心へのアクセスも良好な千葉ニュータウンの中心都市。

大型商業施設、教育機関、公園などの自然環境といった面が充実しており、ベッドタウンとしては最適な郊外型住宅地です。

新宿まで電車で1時間という近さも魅力の一つ。

Webサイト「新築一戸建てマイスター」によると印西市での一戸建て販売価格はこのようになっています。

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最も多いのは、2000万円〜2500万円。

続いて3500万円〜4000万円というところ。

横浜に比べると、最大で3000万の差が開いていることになります。

これは非常に大きいです。

今回のまとめ

通勤利便性と生活環境。
家を建てる際には、その二つのバランスが重要になります。
いくらお父さんはがんばるのが仕事とはいえ、通勤に何時間もかかるのでは、大変です。
それでも、多くのお父さんが数時間の通勤時間に耐えて都会での仕事を継続しているのは、一重に生活環境の充実した場所で、予算内に収まる理想の家を建て、家族が幸せに暮らすためでしょう。

地方都市とはいえ、よっぽどの過疎地域でもなければ、生活に不便をすることはほとんどありません。
一戸建て住宅の建築費用はもちろんですが、その後の生活においても物価の安さなどは、住宅ローンを払っている家計にとってはありがたいことでしょう。

もちろん、職住近接で職場の近くに家を建てられる人は、それに越したことはありません。
僕の場合、フリーランスのため、自宅で仕事が出来るという状況のため、まさに「職住一致」です。いろいろと好みはあると思いますが、僕にとっては最高の環境です。

一戸建てを購入する場合、「予算」という何とも変え難い大きな壁があります。
予算の範囲内で家を建てるために、何を重視して、何を犠牲にするのか。
それを考えてしっかりとプランニングするのも、家づくりの重要な項目の一つです。

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