家づくり基礎知識

新築一戸建て購入の予算。頭金の相場は「総額の20%以上」である理由

更新日:

5f6e23271ce6e42f6d35c3e7308a023a_s

重要な「一戸建て購入の予算決め」

一戸建てを建てる場所や購入する物件、ハウスメーカーの選定と同時に進めていきたいのが「購入予算」のプランを立てること。

一般的には、その多くを金融機関などからの住宅ローンでまかなうことになるが、重要なのは預貯金や借入金額の全額を一戸建て購入のためにつぎ込むのではなく、「月々いくらくらいまでなら返済が可能か」を基準にして住宅購入のための総予算を決めることです。

この予算設定を間違ってしまうと、返済能力を超えた借金を背負ってしまうリスクもあるので、あくまでも無理のない返済ができる範囲で、予算と住宅のプランニングを進めていくべきです。

一戸建て物件の20%以上の頭金を用意する

一戸建てを購入する際の「決まり事」のようなものがいくつかあるが、そのうちの一つが「購入を希望する一戸建て物件価格の20%(2割)以上の頭金を用意すべし」というもの。

住宅ローンの多くが、融資上限を「物件価格の80〜90%」としているということが関係しているため、頭金を20%以上に設定しておけば、借り入れ可能なローンの種類も増え、様々な選択肢から自分に合ったローンを選ぶことができるようになります。

理想的なのは価格の30%が頭金

欲を言えば、物件価格の30%を頭金として用意できれば、本当に理想的な形になるといえます。

頭金を30%、借入金を70%にすれば、余裕を持ってローンを組むことができるし、返済計画も立てやすくなります。

例えば、土地・建物含めて2500万円の一戸建て住宅を買うとすると、理想の予算内訳はこのようになります。(住宅取得にかかる諸経費を8%として計算)。

諸経費を含めた、一戸建てを建てるために必要な予算は2700万円です。

yosan

住宅ローンの借入金額を70%とすると、1890万円。

自己資金を500万円用意するとして、援助金の310万円を足し、頭金は810万円となります。

これで頭金が、予算総額の30%になる計算。

僕も、2500万円程度の一戸建て物件に対して、用意した頭金は夫婦で800万円ほどでした。こうなると、住宅ローンの返済比率にもよりますが(我が家は最初の10年は1.15%)、我が家は月々4〜5万円程度の返済で済んでいます。

このように、自分たちで用意ができる資金が多ければ多いほど、長期的に見れば返済の負担を抑えられるという大きなメリットがあるのです。

頭金が少ないと月々の返済負担は重くなる

当然、頭金が20%以下になれば、返済負担は重くなります。

頭金がなければ、住宅を購入する際には大きなお金を用意しなくていいというメリットはありますが、後のことを考えれば不安の方が大きいのは当然です。

ハウスメーカーの中には「頭金がなくても家は買えます!」というような謳い文句を使っているところも存在しますが、不安であることは間違いありません。

頭金ゼロでも一戸建てを購入することはできるのか?

頭金が0、つまり自己資金がまったくなく、住宅ローンなどの借入金だけで一戸建て住宅を買うことは可能なのでしょうか?

それはもちろん可能ですが、自己資金をどれだけ出せるかというのは、住宅ローンの審査でもかなり重要なポイントになります。頭金が0だと、返済能力の判断にもよりますが、そもそも住宅ローンの審査に通らない可能性があることも考慮しておく必要があるでしょう。

本来は、少なくとも一戸建て住宅の建築にかかる諸費用分くらいは頭金で支払ってしまおうというのが、常識的な流れです。

諸費用までも住宅ローンでまかなうと、その分返済額は大きくなってしまうので、結果的には損をしてしまうことにもなりかねないのです。

理想の一戸建てプランを立てて、目標に向けて自己資金を貯めよう

理想的な一戸建て建築のプランは、結婚や家族が増えるのを見越して、数年のうちに家を建てる計画を立て、それに合わせて少しずつでも自己資金をプールしていくことでしょう。

普段の生活費のなかから、貯金をするのは大変だが、夢のマイホームを手に入れるためと思って、しっかり節約をすることが重要です。

前述した通り、頭金=自己資金があるのとあいのとでは、それこそ雲泥の差。

無理のない一戸建て建築プランを実行し、幸せな生活を手に入れるためにも、一戸建ての予算計画と頭金の準備は慎重かつ忍耐強く、進めていくべきです。

がんばりましょう。

【参考文献】新20年たっても後悔しない一戸建ての選び方がわかる本 (100%ムックシリーズ)

-家づくり基礎知識
-,

Copyright© 一戸建て家づくりのススメ , 2018 All Rights Reserved.