家づくりとお金

注文住宅の費用実例を紹介【新築一戸建て建築費の平均は◯◯万円】

 

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注文住宅の費用実例を紹介【新築一戸建て建築費の平均は◯◯万円】

よし、家を建てよう!そう考えた時にまず考えるのは、

どこに建てようか?どんな家を建てようか?どんな間取りにしようか?

といった家の中身に関する内容かと思います。

しかし冷静に考えた場合、最も重要で、まず考えるべきは「家を建てるお金をどうするか」ということでしょう。

いくら壮大な夢や完璧な理想の家プランがあっても、それを実現させるだけの費用がなければ、単なる夢物語で終わります。

  • 家を建てる費用をどうやって捻出するのか?
  • コストダウンのためにやったことは?
  • ローンのタイプはどれにしたら良いの?

こういった新築注文住宅を建てる場合の費用実例を、「実際に一戸建てを建てた人のアンケート」を元に考えてみましょう。

注文住宅の費用実例を「実際に建てた人」のアンケートから読み解く!

今回は、「栃木で建てる注文住宅」という雑誌をテキスト、研究材料にして、考えていきましょう。

この雑誌は、80%はハウスメーカーの紹介記事と広告ですが、巻頭記事が実に面白く、役に立ちます。さすがリクルートというアンケートや大規模な調査の結果を元にした「実際に家を建てた、建てたいと考えている人」のデータを元にした記事ですので、理想の家を建てたい人にとっては最高の教科書です。

今回の特集は「お金・間取り・土地・ダンドリ 3000人の声に学ぶ家づくりのすべて」というタイトルです。実際に家を建てた人の声だけあって、役に立つものばかりです。

地域別の雑誌なので一応「とちぎで建てる」となっていますが、物価や地価が高い大都市圏を除けば、日本全国どこでも適用できるデータと知識だと思います。

【参考資料】SUUMO注文住宅 栃木で建てる 2016年夏秋号

新築注文住宅にかけた費用は「平均2900万円」

まずは一戸建て住宅を建てるのに、どのくらいの費用がかかったのかという点。

その平均は2900万円という結果でした。

アンケート結果によると

  1. 2000万円〜2500万円未満・・・23.7%
  2. 2000万円未満・・・・・・・・19.1%
  3. 3000万円〜3500万円未満・・・17.0%
  4. 4000万円〜・・・・・・・・・16.8%
  5. 2500万円〜3000万円未満・・・16.2%
  6. 3500万円〜4000万円未満・・・7.2%

【参照】SUUMO注文住宅 栃木で建てる 2016年夏秋号

ということになりました。

いや、皆さん結構お金かけているんですね。4000万円以上という方も意外と多くびっくりしました。

ここに記載されたお金は、家自体を建築するための「本体工事費」と外構工事など周辺整備等にかかる「付帯工事費」、それに新築の場合は本体工事費の5〜7%程度と一般的に言われている「諸経費」を合わせたものです。

もし土地を一緒に購入する場合は、ここに「土地購入費用」も加算されることになります。

しかし、2000万円〜2500万円未満・・・23.7%がやはりいちばん多いということは、この当たりの値段が一つの基準になるということの証明でもあると思います。

本体価格1000万円台で一戸建てを手に入れるためには、この層に入り込めるプランを作って家づくりを進めることになりそうですね。

当初のプランから費用オーバーした金額は平均243万円

理想の家を完成させるためにあれこれとオプションをつけていくと、あっという間に数百万円の費用オーバーを生じるということも珍しくはありません。

アンケートによると、費用オーバーした平均値(0円という回答を除く)は平均で243万円とのこと。

キッチンやバスルームの設備をグレードアップしたり、趣味のアイテムであるホームシアターセットを設置したりといった「前向きな費用オーバー」もありますが、地盤調査によって大規模な地盤改良が必要になってしまったり、本体価格に外構工事がいっさい含まれていないことに気づかず、プラスの出費を強いられたりといった「予想外の費用オーバー」もあるようです。

ちなみに「費用オーバーしなかった」という人も30%はいたとのことで、うまくプランニングすれば費用内にきっちり収めることは可能だということです。

注文住宅と一緒に新規購入したインテリア・家具の費用は平均92万円

よし家が建ったぞ!と喜んでは見たものの、インテリアや家電を設置しなければ実際の暮らしは始まりません。

新築を機に、以前から使っていた古い家電を新調する。家の窓に合わせてカーテンを作りなおすといった費用ももちろん「一戸建て建築費用」には含まれてきます。

そこを忘れていると、痛い出費増になることもありますので注意しましょう。

アンケートによると、新築一戸建て建築時に新調したインテリアの費用(0円回答除く)は平均92万円だぞうです。

やっぱり、新しい家ですから、それに合わせて家具や家電もそろえてみたくなりますよね。

その気持ち、とっても良くわかります。

ベッドに、ソファにテーブル、ダイニングテーブルセット、棚に観葉植物と挙げれば切りがありません。一部屋に一台クーラーも欲しいところですし、部屋が増えた分、テレビも必要かもしれません。

人間の欲望は尽きませんが、費用はきっと底を尽きます。ここはしっかりと財布のひもを締めて、使いすぎをシャットアウトする必要があります。

ハウスメーカーの中には、エアコンやカーテン、照明が標準装備の中に入っている会社もありますし、成約記念で家電をプレゼントしてくれるサービスを実施している場合もあります。作り付けの棚やウォークインクローゼットを作れば、収納系の家具は買う必要がなくなるかも知れません。

実際、僕の購入した家もいたるところに備え付けの収納があったため、引っ越しの時に一つも収納家具は買っていません。

このように、自分たちの予讃と相談しつつ、ハウスメーカーの特徴や特典も利用して、賢く費用繰りをするべきです。

注文住宅の費用を下げるためにやった対策の実例【ベスト4】

希望を全部盛り込んだら、費用をオーバーしてしまった。

進むべき道は2つです。

  1. 費用を増やして希望をすべて叶える
  2. なんとかしてオーバー分を減らす

実際に一戸建て住宅を建てた先輩たちはどのようにしてコストダウンを果たしたのか。

アンケート結果(複数回答)によると 

  1. 家や屋根の形をシンプルにする・・・57.1%
  2. 建築面積を小さくする・・・・・・50.8%
  3. 造作をやめる・・・・・・・・・・17.0%
  4. 設備や素材の質を下げる・・・・・16.8%

【参照】SUUMO注文住宅 栃木で建てる 2016年夏秋号

ということになりました。

コストダウンの方法は様々でやり方もいろいろありますので、まずはハウスメーカーに相談してみるのが一番でしょう。

最も多い回答だった、家や屋根の形をシンプルにするというのも効果的な方法です。家の形状はシンプルであればシンプルであるほど、無駄が少なく工事もやりやすくなります。

逆を言えば、凝った形の家は建てるのも難しい分、費用もかかるということです。

設備や素材の質を下げるというのはローコスト住宅が建築費用を下げるために使う手段の代表格です。

Q.自己資金はいくら用意したのか?実際は平均983万円

自己資金=頭金は総費用の20〜30%用意できるのがベストというのが一般的です。

自己資金を投入することで住宅ローンの借入金額も下がり、結果として返済額も少なくなって、家を建てた後の生活が楽になります。

「自己資金はいくら用意した?」というアンケートの結果は平均983万円

これも予想していたより高めの数字です。

アンケート結果によると 

  1. 1円〜400万円未満・・・・・・29.1%
  2. 2000万円以上〜・・・・・・・19.4%
  3. 0円・・・・・・・・・・・・・18.5%
  4. 400万円〜800万円未満・・・・12.6%
  5. 1000万円〜2000万円未満・・・12.6%
  6. 800万円〜1000万円未満・・・・7.8%

【参照】SUUMO注文住宅 栃木で建てる 2016年夏秋号

ということになりました。ちなみに、金額には親などからの「贈与金」も含まれています。

2000万円以上の自己資金を投入している人が19.4%もいたのには驚きです。

僕の知人は、早期退職した時の退職金を自己資金として一戸建て購入にあてていました。そういった方の場合、より多くの自己資金を使うことができるのかも知れません。

もちろん、地道に貯金をして用意したという人もいるでしょう。

対して、0円という方も18.5%いるということは、「頭金なしでも家は買える」ということでもあります。

ちなみに僕の場合、妻と合わせて900万円ほど用意しました。(費用総額は2500万円程度)

毎月のローン返済額は平均8万円

家を建ててからは、毎月住宅ローンを返済する日々です。

それが35年も続くと思うとちょっと憂鬱ですが、じゃんじゃん働いて繰り上げ返済するんだ!と思えば、それも楽しくなります。重要なのは「目標を持つこと」です。

では先輩達は、毎月どのくらいのローン返済を行っているのか。

アンケートの結果は平均8万円というもの。

アンケート結果によると

  1. 7万円〜10万円未満・・・・・・37.9%
  2. 1円〜7万円未満・・・・・・・27.2%
  3. ローンを組んでいない・・・・・22.3%
  4. 10万円〜13万円未満・・・・10.7%
  5. 13万円以上〜・・・・・・・1.9%

【参照】SUUMO注文住宅 栃木で建てる 2016年夏秋号

ということになりました。

10万円の支払いを毎月し続けるというのは、かなりの負担です。やはり、住宅ローン返済はなるべく負担が少ないほうが良いです。

ただ、以前住んでいたマンションの家賃の方が高いということなら、一生の財産を手に入れて、毎月家賃以下の出費が少なくなるのですから、そちらの方がやはりお得感があります。

僕の場合、それまで住んでいたマンションの家賃は共益費込みで68000円。現在支払っている住宅ローンは月々50000円程度です。確かに、安くなっています。

住宅ローンは「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら返せるか」を基準に考えるべきです。サラリーマンの方であれば、ボーナスは何かの時のための貯蓄用として手をつけないようにするというのも一つの方法でしょう。

また、新築注文住宅の場合、ローンとは別に年を追うごとに修繕費などもかかってきますので、注意が必要です。

今回のまとめ:やはり一生に一度のマイホームには、がんばって費用をかけている!

まとめ

今回、アンケート結果を見て驚いたのは、「ローコスト住宅」が話題になり、一戸建て住宅建築の費用が低額化しているのかと思いきや、実際はしっかりとお金をかけて理想の家を作っている人が多いだなという事実です。

しかし、出せる費用と借りられるお金は絶対に限られます。

その費用以上のお金を使おうとするのは、やはり危険ですので、慎重に考えてプランを考えるべきでしょう。

家は建ててからも、しっかりとお金がかかりますし、その家で家族が生活していく費用ももちろん必要です。

「理想の家を建てるんだ!」と熱くならず、冷静に数字と格闘してみるのも、家づくりには必要な作業なのだと思いました。

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