家づくり基礎知識

家を建てる費用は「頭金+借入金」で計算し、見積もり比較で安くする!

更新日:

bb88f32e47960401bc523ad883726785_s

注文住宅を建てようと、家づくりをはじめた皆さんは、ハウスメーカーの資料集めや展示場巡りなど、夢のマイホームに向けて楽しい日々を過ごしていることでしょう。

しかし、浮かれてちゃだめだっ!

皆さんは今、「どんな家にしようかしら〜ふふふんふーん」と浮かれ気分ですが、家づくりの現実はそうそう甘くありません。理想のマイホームを想像するのは大いに結構ですが、家を建てるには当たり前ですがお金がかかります。しかも数千万円という大金です。皆さんが今、「どんな家を建てるか」を考えると同時に、「家を建てるための費用をいくらにするか」というシビアな現実とも向かわなければなりません。

費用が1000万円しかないのか、5000万円あるのか。その金額によって、建つ家のすべてが変わりますし、住心地も満足度も違ってきます。人生に一度の家づくりで大失敗しないためには、「一戸建て建設の費用を極める」ことも重要です。

この記事では、一戸建て注文住宅で家を建てる場合の費用決めの基本と、相見積もりを利用した費用をできる限り安くする手法、コストカットのテクニックをご紹介します。

家を建てる費用は、①借入金+②自己資金+③援助金

一戸建て注文住宅で家を建てる場合に必要な費用で基本となるものが3つあります。

それは、借入金、自己資金、援助金です。

sikin

①借入金は、住宅ローンなどで借りるお金【家を建てる時には必須】

借入金とは、住宅ローンなどを利用して一戸建てを建てる費用として借りるお金のことです。借入金額と返済金額は比例するため、借入金が多くなればなるほど、利息も含めたトータルの返済額は大きくなります。

住宅ローンは「最も人に優しい借金」とも言われ、あまりにもな低金利で長い期間借金ができるという点で、絶対に利用する方がお得と言えるでしょう。例え、自己資金だけで建築費用がまかなえたとしても、住宅ローンは使っておくべきという専門家も多いです。

借入金の理想は、「物件価格の80%にするのが理想」というのが、一戸建て購入をする場合の常識とされています。

②自己資金は、主に夫婦の預貯金。用意できれば家を建てる費用に余裕が出ます

自己資金は、夫婦で貯蓄してきた預貯金のこと。頭金などを自己資金で出す場合が多いです。自己資金を出すことで、住宅ローンの額を抑えることもできますし、購入資金にも余裕が出てきます。

注意点としては、タメておいたお金をすべて使うのはNG。住宅購入後に何があるか分からない(突然リストラされるかもしれないし、病気や怪我をするかもしれない)ので、家を建てるお金を出した後でも、最低3ヶ月は生活が継続できるだけのお金を残しておきましょう。

子供がいる場合は特に、その後の教育費や医療費なども考慮しておかないと、あとで痛い目を見ることも少なくありません。

③援助資金は、両親などからのサポート資金。家を建てるだけでなく、家具購入や外構に当てるのも1つ。

家を建てる、注文住宅を買うというのは自分たちだけではなく、親兄弟にとっても一大事です。それだけ大きな買い物ですから、子どもたちのために両親や祖父母が資金援助をしてくれるという場合も多いです。

親と祖父母からの資金援助は、2015年12月までは、最大1500万円まで非課税で受け取ることができましたが、税制改革によって制度が変わりました。親・祖父母などからの住宅資金目的に援助金にかかる税金は、2016年については、一般住宅が700万円。建築する一戸建て住宅が「省エネルギー性、耐震性、バリアフリー性」などの特別な基準を満たす場合は、1,200万円になります。今後は消費税率の変動などによっても、規定が変わる予定です。その他、様々な条件によって変わってくるので、援助を受ける場合はハウスメーカーの担当者さんなどに相談してみましょう。

私の場合は、親には頼らず(というか頼らせてくれず)、すべて自己資金とローンでまかないましたが。自己資金の一部は、親がいろいろと工面して、私のためにタメておいてくれたお金なので、まあ援助していただいたということになるかも知れません。本当にありがたいことです。

家本体の購入費は、ローンと自己資金でまかなえるという場合は、援助してもらったお金で新しい家具や家電を買ったり、外構や庭を整備したりというのも1つの手ですね。

私も、二人の息子のために家を買う援助資金くらいは用意しておいてあげたいと思います(思っているだけです)。

家を建てる費用は、借入金=80%+自己資金と援助金=20%が目安

hyou

一戸建ての注文住宅で家を建てる費用は、購入に必要な金額の80%が借入金、20%が自己資金と援助金を足した額というのが一つの目安になります。もちろん、自己資金が豊富にあるという方は、多めに出しても良いのですが、住宅ローンは「最も返済ノルマがゆるい借金」でもありますので、余裕を持って住宅購入を行うには、使った方がメリットは大きいです。

住宅購入後も、様々な備品の購入や追加工事、メンテナンスはもちろん、家族の生活にも当然お金はかかります。貯蓄はしっかりと確保した上で、余裕を持った資金計画を立てる必要があります。

無理なく借りて、しっかり返す。年齢と年収で変わる住宅ローン借入金の目安

ひょう2

一般的な考え方だと、65歳から現在の年齢をマイナスした年数が「返済期限の上限」となります。まり、家を建てて、住宅ローンの返済が始まり、ここで算出された年数の間にすべてのお金を返済する計画ということになります。

そして、現在の年収に30〜40%をかけた数字が、1年間で返済可能であろう最大の金額になります。ここで算出した金額を毎年しっかりと返済していければ、問題なしということです。試しに、ご自身のプロフィールを上の計算式に当てはめて下さい。具体的な数字が出てくると思います。

一般的に、住宅ローンは、フラット35にしても、銀行から借りるにしても、最大期間の35年で借りることが多いようです。そうすることで1年間に返さなければならない金額は小さくなりますので、返済スケジュールや生活にも余裕が出ます。手持ちの資金や貯蓄に余裕が出てきたら、頃合いを見て繰り上げ返済を行えば良いので、最初は余裕のあるスケジュールでローンを組むのがおすすめです。また、一戸建て購入の場合は、物件価格の他にも諸経費(物件価格の5〜8%)がかかりますので、その点も考慮しておかないといけません。

ちなみに、私の場合は、妻との「連帯債務」となっているので、内情は少々複雑です。簡単に言えば、「夫と妻の両方がローンの借り主となり、二人で一緒に返済していく」というやり方です。私は、自営業、妻は会社員のため、こういうやり方がベストになりました。

返済期間は35年。フラット35ではなく、一般の信金からローンを借り入れましたが、もちろん繰り上げ返済をして、ちゃっちゃと返していく予定です。だって、借金嫌いなんだもん。

ポイント①借入金額の上限は「借りて良い金額」ではなく「無理なく返せる金額」にする

計算をすると「借りられる最大の金額」が算出されますが、その金額を借りて良いという訳ではありません。上限いっぱいまで借りてしまうと、返済によって生活は苦しくなる可能性は高まります。住宅ローンで借り入れるのは、「借りられる上限の金額」ではなく「無理なく返せる金額」であることを頭に入れておきましょう。

ニュースなどでも良く取り上げられますが、せっかく一戸建て住宅を購入したのに、生活の変化やリストラ、病気などの理由でローン返済ができなくなり、泣く泣く新築一戸建てを手放すことになったという事例も珍しいことではありません。

ポイント②住宅ローン以外の支出にも気を配り、安定した生活が送れるように計画する

一戸建てを購入するとなると、物件や土地の価格、そして住宅ローンが一番気になってしまうのは仕方ありませんが、その他にも支出があることに気を配っておく必要があります。家族が暮らす生活費や家の修繕費、住宅ローン以外のローン(自動車ローン、カードローン)なども、当然、毎月・毎年かかってくるものです。

せっかく、夢のマイホームを手に入れても、お金の問題で生活が壊れてしまっては元も子もありません。しっかりと、資金計画をつくって、楽しく家づくりをしましょう。

まとめ:費用別で考える「建てられる家はこんな感じだよ」比較【1000万円・2000万円・3000万円】

まとめ

さて、ではどのくらいの費用を用意すれば、どのくらいの家を建てることができるのか。大まかではありますが、イメージをしやすいように費用別に分けて考えてみましょう。

①【1000万円台】シンプルisBESTなローコスト住宅。外観デザインや間取り、材料費を抑えてコストカット

【1000万円台】シンプルisBESTなローコスト住宅。外観デザインや間取り、材料費を抑えてコストカット

1000万円というのは、一戸建て注文住宅とすれば破格の安さですが、条件によってはできないことはありません。

ポイントは3つ

  1. 外観デザインはとにかくシンプルに。複雑な形にせず四角にする
  2. 自然資材や無垢材など素材にこだわらず、「あるもの」を使う
  3. ハウスメーカーが用意しているプランから選ぶ

L字型など、複雑な形やデザインにすると費用がかかります。また、素材や材料にこだわるのも、コストが割高になるのでNG。

最も安上がりなのは、ローコスト住宅を手がけている信頼できるハウスメーカーのプランの中から選びという方法。デザインや材料など含めてすでに規格化されている商品なので、コストカット力は抜群。間取りなどの自由度は減りますが、とにかく「安く家を建てる」のであればオススメ!

いろいろと事業があり「安く家を建てたい」という方はもちろんいるでしょう。安く建てることで、デメリットはもちろんありますが、「当然、建築費用が安いのでリスクは少ない」というメリットもあります。

今はお金がないけど家が欲しいから、とりあえずローコスト住宅で。一生懸命がんばってお金に余裕が出たら、建て替えや増築で思い通りの家に!という明るい未来を見通したストーリーもアリです。

②【2000万円台】だいぶ夢のマイホームに近づける費用だけれど、時に我慢が必要なことも

2000万円台】だいぶ夢のマイホームに近づける予算だけれど、時に我慢が必要なことも

注文住宅の家を建てる費用とすれば地域にもよりますが、2000万円台であれば十分というところです。実際の話。

あとは、どこまでこだわって家を建てるかという部分で、費用の細かい部分は変わってきますが、人間とは欲張りな動物なので、安い標準使用のAとちょっとお金を足せば手に入る高級なBがあれば、やはり「高級なB」が欲しくなります。

となると、この2000万円台の費用というのは非常にやっかいでして、ちょっとグレードの良いものを選んでいくと、すぐに費用をオーバーしてしまうのです。ただ、決して手がとどかない金額でもない。ちょっと無理すれば買えちゃうわよね...。そのわずかな金額差が最終的な費用を決める大きな問題となってくる訳です。

2000万円台の費用で家を建てる方に必要なのは「割り切りとあきらめる力」です。

「たかが200万の費用アップは、俺ががんばって働いて返してやるさー」「せっかく一生に一度の家を建てるんだもの、多少費用オーバーしても良いものが欲しいわ」という割り切りができるなら、それで進んでいきましょう。気持ちがしっかり固まっていれば、後で後悔することはありません。

「やっぱり費用内で抑えるために、こことここは諦めましょう」「家本体で費用オーバーするから、予定していた家具と家電の買い替えはおあずけね」と、すっぱり何かを諦められる人は、すごい人です。一生に一度の大きな買い物ですから、大きな決断をしなければならないことはいくつもあります。その都度、悩んでいると頭が大爆発してしまうので、しっかりと「あきらめる力」も身に着けておきましょう。

もう1つの考え方として、200万円台の費用であれば、新築ではなく築浅の優良中古物件を探し、リフォームして理想の家に仕上げるという方法もあります。

③【3000万円台】これぞ理想のマイホーム!が実現できるゴールデン費用ゾーン

【3000万円台】これぞ理想のマイホーム!が実現できるゴールデン予算ゾーン

全国的に見ると、一戸建て注文住宅の平均建築費用は3300万円くらいですので、3000万円という費用は、1つのボーダーラインと言えるでしょう。つまり「家を建てる費用が3000万円を超えれば、ある程度、理想通りの満足できるマイホームが建つよ」ということです。

3000万円台であれば、おそらく一通り、家族の皆さんのご要望は叶えられるでしょう。吹き抜けやロフト、スキップフロア、ウォークインクローゼット、学習スペース、玄関収納など、お好きな要素を組み込んで、理想の間取りを作りましょう。

重要なのは、家族の未来とライフスタイルをしっかりと考えてプランニングするということです。

子どもが小さいご家族であれば、子どもが成長するに連れて、家の使い方も大きく変わってきます。「今、つくりたい家」を建てることも重要ですが、「長い期間に渡って暮らしやすい家」であることも重要です。

大丈夫です、費用はばっちり余裕があります。ご家族皆さんでハウスメーカーの担当者とよーく話あって、理想のマイホームをおっ建てちゃってください。

それでも費用はできるだけ安くしたいなら、見積もりを徹底的に比較する

自己資金はたっぷりある。住宅ローンも借りられる。家を建てる費用は問題ない...という人でも、できるだけ費用は安くしたいというのが本音ですよね。買い物の基本は「良いものをできるだけ安く買う」です。良いものを高く買っても当たり前なので、まったくお得感がありません。

家だって同じです。ぶっちゃけた話、金さえ出せばどんな豪邸でも買えるんですよ。でも、「できるだけ安い費用で、自分たち家族が気に入った理想のマイホーム」を手に入れることが重要なんです。最高の人生なんです!

だったら、家を建てる費用をしっかり安くしましょうよ。そのために必要なのは、一戸建て注文住宅の見積もりをしっかりと見て、比較して、「余計なお金を払わない」ということです。同じ間取りや材料のプランでもA社は2500万円で、B社は2200万円だった。であれば、よっぽどB社にマイナス要素がない限り、B社を選んだ方がお得です。

同じ間取り、プランで複数のハウスメーカーから見積もりを取り寄せ、詳しく比較する

皆さん、理想の間取りや設備、仕様などいろいろ考えていらっしゃると思います。その要望をハウスメーカーに伝えると、間取りプランや見積もりを提案してくれます。それを複数メーカー集めて比較し、ベストなプランを洗い出す作業が「注文住宅の相見積もり比較」という手法です。

具体的には、3社のハウスメーカーから同じ要望で見積もりを取り寄せて比較しましょう。

2社でも4社でもなく3社です。詳しくはこちらの記事「【注文住宅】家を建てる見積もりは何社必要?に答える必読3パターン」で詳しく説明していますので、合わせてどうぞ。

あなたが住みたい家は、どのタイプの間取りですか?

毎月平均2000組以上の「これから家を建てたい皆さん」が利用している無料の間取り作成サービスをご紹介します!

2〜3階建ての新築一戸建てを建てたい(下部)
大手ハウスメーカーで家を建てたい(下部)
暮らしやすくコンパクトな平屋住宅を建てたい(下部)
二世帯住宅を建てたい(下部)
ローコスト住宅を建てたい(下部)
カタログを取り寄せる(下部)
中古住宅を安く買ってリフォームしたい(下部)リアリエ下部
外構や庭をつくりたい(下部)

さあ、楽しい家づくりを始めましょう!

-家づくり基礎知識
-, ,

Copyright© 一戸建て家づくりのススメ , 2018 All Rights Reserved.