家づくりのスタート!間取りと一緒に「庭の場所」を決めよう
土地が決まった!
ハウスメーカーが決まった!
家づくりが始めよう!
と考えた時、まず始めるのは間取りですが、それと関連して重要なのが「土地の使い方」です。
土地をどう使うか。
大きく分ければ「庭と建物+駐車スペース」となります。
中でもまず最初に決めるべきは「庭の場所」です。
庭は「陽当たり・風通し」が良く快適に過ごせるスペースにする
庭は、住宅本体ではありませんが、「家全体」を考えた場合、外とのつながりという意味で非常に重要な要素です。
家の中から大開口の窓を抜け、ウッドデッキを通って庭に出る。最高のシチュエーションですね。
憧れだった庭付き一戸建てを手に入れたけれど、「庭の陽当たりが悪く、風通しも悪い。何だかじめじめしていて、隣家の視線が気になる」という悪条件では、意味がありません。
庭に芝生を貼るにしても、家庭菜園をやるにしても、ガーデニングをやるにしても陽当たりや通風が良いに越したことはありません。
庭の周囲の状況も重要です。
隣家の2階から庭が丸見えというのでは、落ち着いて昼寝もできないでしょう。
もちろん、「現在は大丈夫」でも、将来的に今は何もない場所に家が建ったり、建物ができたりという変化が起こる可能性もありますので、そういった状況を考慮しておく必要があります。
<実例>南向きの広い庭に芝生を張って庭キャンプ
我が家の庭は完全な南向きです。
陽光が降り注ぎ過ぎて真夏は焦げそうになりますが、芝の生育も良く、家庭菜園のトマトは鈴なり、妻の趣味であるガーデニングも絶好調と不満がありません。
隣は田んぼのため、風通しも良く、街道からの視線も気にはなりません。
半分がアスファルト、半分に芝を敷きました。
それでも、大型のトンネルテントやタープを張れるだけのスペースがあり、庭キャンプを満喫しています。
庭はウッドデッキと直結していますので、出入りも簡単。
まさに家の一部として機能していて、生活する上で不便はありません。
土地の不利条件は建物の機能性でカバーできる
現在の一戸建て住宅は、非常に性能が良く、高機能です。
例え、多少陽当たりの悪い場所に家が建っていても、断熱材や空調などの機能によって、快適性を損なわず暮らすことができます。
それは、「室内で過ごす」という家の大きなメリットでしょう。
家の壁が隣家とかなり接近していたとしても、所詮「壁」ですので、特に不利益はありません。
建物を目隠しとして使うことで、「庭」というプライベートスペースをより快適な場所にすることも可能です
逆に、庭をあまり快適でない場所に設定すると、その「快適でない条件」の悪影響をもろに受けてしまいます。
庭は遮るものもなく、その置かれた環境を改善する機能もありませんので、当然のことと言えるでしょう。
「家を建てるなら、ぜひ庭が欲しい!」という方は多いと思います。
ぜひ、庭を後回しにせず、建物と同じ価値があるものとして、プランニングを始めてみてください。