南玄関の良いところは、家の正面が明るく、暖かいということ。
家の入り口である玄関を明るくしたいというのは、特に女性から多く寄せられる要望の一つです。
土地の形状や方角によって「南向き玄関の間取りが合う」から南玄関にしたという場合も少なくありません。
間取りの特徴としては、南向きの玄関と並んで同じ向きに、リビングや大開口の窓、そして二階のバルコニーや居室を並べることが多いということです。
ホテルなら「全室オーシャンビュー」という謳い文句がありますが、一戸建て住宅の場合は「全室南向き」の明るい家というのが大きなメリットになります。
ただ、明るく暖かいということは、夏は「眩しく、暑い」ということでもあります。
季節によって環境はまったく代わりますので、断熱や通風、換気、また庭の使い方なども含めて「玄関の向き」だけではなく、総合的に考えていく必要があるでしょう。
40坪〜30坪 南玄関の間取り①日本家屋を建て直した大空間LDKの家
【参照】兼六土地建物(Suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
こちらは日本家屋だった実家を建て直した南玄関の間取りです。
延床面積141.14m2(42.6坪)。
ご夫婦と子ども二人でお住まいです。
南側に大きく窓をとってリビングを明るくしたいという要望から、南玄関を選択。
1階南側は、玄関以外すべてLDKという大空間を実現。廊下をなくし、空間をめいいっぱい使えるよう工夫されています。
2階は南側に広いバルコニーを設置し、そこに主寝室、子ども部屋と洋室を3つ並べてあります。
どの部屋にも明るい南からの陽光が入るようになっています。
子ども部屋からは、小屋根裏収納へも行き来できるようになっています。
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40坪〜30坪 南玄関の間取り②南向きリビングと勾配天井と吹き抜けの開放感
【参照】リブート(Suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積117.99m2(35.6坪)の3LDK.
ご夫婦とお子様一人でお住まいです。
南向きの広い間口。
玄関は中央部に位置し、広く軒を出した大屋根が特徴的です。
玄関ホールにはシューズクロークがあり、ホールを挟んで西に主寝室、東にLDK+和室を設置してあります。
壁付けキッチンにすることでダイニングのスペースを広くとる工夫がされていて、冷蔵庫も収納できる小さなパントリーがついている点が奥様のこだわりでしょうか。
リビングにつながらウッドデッキを抜ければ、南側に広がった明るいお庭に出られます。
2階はリビングからの吹き抜けと洋室が2つに収納スペース。
勾配天井と吹き抜けの開放感は抜群で、リビング、そしてウッドデッキからつながる庭への一体感を感じさせます。
40坪〜30坪 南玄関の間取り③大きな吹き抜けと大きなリビングで明るいワンフロア
【参照】敷島住宅(Suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積114.87m2(34.7坪)の3LDK。
ご夫婦とお子様二人でお住まいです。
大きな吹き抜けのあるリビングを希望していたということで、20帖と大きいLDKの南側に、どんと吹き抜けが。
南玄関はシューズクローク付き。
LDKと小上がりの和室は、扉を開け放てば、大空間のワンフロアに。
南窓からの光が部屋の隅々まで届きます。
2階は南側に当然バルコニー。ただ、吹き抜けがある分、南に面しているのは主寝室のみ。
子ども部屋は、現在は11帖の大きなプレイルーム。
将来的に2部屋に分けられるよう、窓の位置まども工夫して設定してあります。
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40坪〜30坪 南玄関の間取り④1階をLDKのみにした贅沢2階建て
【参照】ニッケンホーム(Suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
南間口の広い土地を有効活用するために、南玄関をチョイス。
家族みんなで過ごす場所であるLDKを大きくとりたいと、1階はバス、洗面以外すべてLDK。
ご夫婦で料理をすることも多いことから、キッチンスペースは対面ながら、広くとってあります。
2階にも第二のリビングともいうべきファミリーホールを設置。
吹き抜けで1階のリビングとつながり、家族の一体感を感じられます。
廊下に納戸、主寝室と、将来2部屋に分けられる子ども部屋という無駄のない構成です。
以上、40坪〜30坪/南玄関の間取り4パターンのご紹介でした!
まとめ/メリットとデメリットをしっかり確認して南玄関を間取りの候補に
南玄関を採用すると自動的に、玄関に並ぶような形でリビングが設置され、明るいLDKが出来上がります。
南玄関の場合、やはり「光」を最大限に活用しようとするためか、「吹き抜け」を採用するお家が多いように感じました。
もちろん、メリット、デメリット両方ある南玄関ですが、皆様のマイホームプランの一つとして、ぜひ検討していただけると良いと思います。