子どもは一人っ子というご家庭も増えています。
3人暮らしですと、部屋数もそれほど多く必要な訳ではなく、将来を見据えて平屋を検討したり、2階建てだとしても、部屋数を減らして一つの部屋を大きくしたり、またはランドリールームのようなスペシャリティのある部屋を作ったりと、様々な工夫が可能です。
今回は、子どもは一人の家族3人で快適に暮らせる間取り3パターンをご紹介します。
子ども一人・3人暮らしの間取り【平屋】/家事動線・生活動線を徹底的に工夫した中庭のある平屋
【参照】R+house成田・幕張(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積105.99㎡(32.0坪)。
夫婦+子ども一人でお住まいの平屋住宅の間取りです。
いわゆる「コの字型」の平屋です。
中央にウッドデッキと中庭を配置し、外からの視線を遮りつつ、動きやすい生活動線と開放的なプライベート空間も作り出すことが可能になります。
玄関には豊富や収納スペースを用意。
シューズクロークがないですが、玄関横に大きなファミリークローゼットが完備されています。
冬物コートやお出かけ用の小物などは、こちらで用意して外出が可能になり、便利です。
デッキと中庭を横目に見ながら廊下を進むとLDK。
続き間というよりは、ある程度独立した部屋として考えられた和室があり、LDKから直接洗面脱衣室にアクセスする動線になっています。
お風呂の横に据えられた坪庭がおしゃれ。
キッチンはアイランド型で、これも家事動線・生活動線を強化し、回遊性は抜群。
中庭を中心にして、玄関の反対側がプライベートスペースになり、子ども部屋、夫婦の主寝室とつながります。
エリアごとに収納スペースを用意し、トイレも玄関側とプライベートエリア側の2箇所を用意。
脱衣室にもハンガー掛けを用意するなど、家事ラクを重視した間取りになっています。
あえて廊下を作ることにより、中庭との組み合わせで空間を広く、明るく感じられるような工夫がされています。
中庭をポイントにした平屋のお手本としておもしろい間取りです。
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子ども一人・3人暮らしの間取り【2階建て】/LDK中心のシンプルな1階と小屋根裏で2階のプライベート空間を挟んだ間取り
【参照】桧家住宅(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積98.95㎡(29.9坪)。
夫婦+子ども一人でお住まいの2階建て住宅の間取りです。
子育て世代には必須とも言える「土間収納」を玄関に完備。
さらに玄関ホールの階段下スペースも収納として活用しています。
1階はリビングとバスルームのみにすることで、広々とした空間を確保。
2階がプライベートエリアになっていてホールを中心に洋室が3つ並んできます。
どの部屋にも専用の収納がついていて、2部屋共同で使えるバルコニーがついています。
子どもが成長するまでは広い部屋として使い、時期が来たら壁を使って部屋を分けるというスタイルが多いですが、こちらは最初から部屋を独立して作っておくパターンを選択しました。
固定階段で上り下りできる小屋根裏収納は普段遣いの収納として便利。
土地があまり広くない場合でも、縦にスペースを伸ばすことで、必要な部屋や収納をしっかり確保できます。
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子ども一人・3人暮らしの間取り【2階建て】大きな家族共用収納で、各部屋をシンプルかつ広く活用
【参照】ノアホーム(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積113.44㎡(34.4坪)。
夫婦+子ども一人でお住まいの2階建て住宅の間取りです。
玄関から直接LDKにつながっているという一戸建て住宅としては珍しいスタイル。
入るとすぐにスケルトン階段が正面に見え、その奥がリビングになります。
仕切りがない分、内部は広く開放的。
アイランド型のキッチンは回遊性が高く、ウッドデッキ、畳コーナー、2階へ続く階段と人の移動がスムーズにできます。
キッチンの裏には広いランドリースペースとつながったバスルーム。
ランドリースペースと干し場であるウッドデッキがつながっているので、洗濯物の出し入れは非常にラクになります。
吹き抜けの隣にあるアイランド階段を上がって2階へ。
こちらは書斎を中央に配置し、その奥に子ども部屋と主寝室、さらに小さめの洋室と「収納なしの部屋」をまとめてブロックにし、その他のスペースに納戸、大きいフォークインクローゼットを配置しています。
大胆なゾーニングですが、3人暮らしという人数の少なさを活かし、収納を各部屋ではなく「一箇所の家族用」としてまとめることで、スペースの無駄をなくしているとも言えます。
まとめ/部屋を大きめにして広々としたレイアウト・間取りに
3人家族ですと、それぞれのプライベートルームとして使う部屋も少なくなりますし、単純に「家の中で暮らしている人数」が少ないので、限られたスペースを大きく活用することができます。
大きくて開放的なLDKにしたり、書斎、パントリーや家事スペースなどユーティリティースペースを増やしたりと自由度の高い間取り作成がしやすいです。
お子様が独立したら、夫婦二人の生活になりますので、将来の展望もしっかり含みながら、間取り・設備をカスタマイズしていくのが良いですね。
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