結婚はしても、子どもは持たないと決めているご夫婦も多いです。
私の友人の中にも、そういうカップルは何組もいますが、皆さん、ものすごく夫婦仲が良い。もう、お互いに「あなたがいれば他に何もいらないわ」状態なんですね。これはこれで、幸せな人生です。
夫婦二人暮らしの場合、2階建てでは持て余す場合が多く、平屋は人気のプランです。
パターンとしては、
- まだ若く働きざかりだけど、子どもは持たず夫婦だけで生活するので平屋が良い
- 子どもたちが独立し、生活スタイルが変わったことで平屋に住み替えたい
どちらがが多いと思います。
このコラムでは、そんな「夫婦ふたりでゆったりと暮らすための2LDK平屋間取りのプラン」を厳選して5種類、ご紹介します。
①【セキスイハイム】広いデッキや憧れの書斎!「家にいる時間を楽しむ」2LDK平屋の間取り(28.3坪)
そのまま庭に出られる広いデッキに、憬れの専用書斎スペース。屋根裏部屋は収納にも、ゲストルームにも、趣味の部屋にも使えます。
家にいる時間もしっかり楽しみたいという「大人の夫婦」におすすめのこの間取り。LDKからも主寝室からも出られる広いデッキが特徴的でお庭に訪れる四季をしっとりと感じながら、ゆったりと暮らすことができるでしょう。
屋根裏部屋をゲストルームとして使えば、お友達を呼んで、大人のお泊りパーティーを楽しむこともできます。
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家自体は決して広くはありませんが、欲しいものにすぐ手が届くコンパクトなスペースで、シンプルに暮らすのであれば必要十分。日中は家にいないので、夜や休日にゆっくり過ごせれば十分という方にも最適でしょう。
小さい家ですので、当然、建築費用などのコストも抑えられるのは魅力です。
②【クレバリーホーム】夫婦のプライベート空間を重視したダブル個室の2LDK平屋の間取り(32.6坪)
この間取りの特徴は、「夫婦それぞれの個室がある」ということです。
男性はよく「俺は専用の書斎が欲しい。自分一人の時間も大切にしたい!」と言いますが、それは女性だって同じこと。仲良し夫婦水入らずといえども、それぞれ「プライベート空間」を持つことは非常に重要です。
共有スペースであるLDKをと汎用性の高い和室を生活の中心にして、夫婦がそれぞれ7帖程度の洋室を「個室」として活用できます。
和室に布団を敷いて夫婦の寝室にしてしまえば、それぞれの個室にベッドを置かなくて良い分、広々と使えるので、そちらもおすすめです。
③【富士住建】LDK+和室で広々空間と暮らしやすさを実現した2LDK平屋の間取り(27坪)
このようにシンプルで回遊性の高い間取りは暮らしやすさの見本。
LDKと和室をつなげることで広々とした住空間を実現しつつ、出入り口を複数作って回遊性をアップ!
動線をスムーズにすることで動きやすく、暮らしやすい間取りを実現しています。
変に凝った部分がないので、一見「つまらない間取り」に見えてしまいますが、一級建築士の友人曰く「実は建売住宅みたいなフツーの間取りが一番暮らしやすいんだよね」とのこと。シューズクロークが地味に存在感を発揮している点もポイントです。
派手さや見た目の豪華さではなく、家に「質実剛健」を求めるご夫婦におすすめです。
④【トヨタホーム】夢だったカフェスペースを併設!第二の人生を夫婦で歩める2LDK平屋の間取り(41坪)
こちらは福島県で実際に建てられた平屋の間取りプランです。
第二の人生として二度目のマイホーム建設にチャレンジしたご夫婦の夢は「自宅カフェの経営」でした。その夢を叶えるのがこちらの間取り。
自宅用のキッチンを挟んで、プライベート空間であるリビングとカフェスペースが分けられ、もちろんエントランスも別々です。カフェスペースには勾配天井を使っているので、平屋なのに天井が高く、広々とした空間を演出できます。
リビングに隣接したテラスは、「第二のリビング」として、夫婦の憩いの場になりそうですね。
⑤【三井ホーム】中庭を中心とした開放感が抜群!セミ分離型寝室を採用した2LDK平屋の間取り(40坪)
縦長のLDKは広々としていて機能的。L字型の建物とガレージの中央に設けられた中庭が、抜群の開放感を演出します。
建物と一体となったガレージや中庭を含めて、全体が一つの家といったスタイル。家の中と外を自由に行き来しながら、マイホームでの暮らしを楽しむことができます。中庭で友人たちとホームパーティーなど開けば、インスタ映えすること間違いなしでしょう。
特徴的なのは、クローゼットを中心にして2つに分かれた「セミ分離型」のベッドルーム。オープンで開放的な家の中でも、プライベート空間をしっかり作れる工夫です。
2LDK平屋の間取り「子どもなしの夫婦二人でゆったり暮らす家」5タイプをご紹介しました!
まとめ:夫婦二人の時間を楽しむ大人の平屋は、お互いのプライベートを尊重した間取り作りがポイント
子どもを持たない人生を選んだ若いご夫婦、人生の円熟期を迎えてセカンドライフを過ごされているベテランご夫婦。どちらにしても、大人の夫婦がゆったりと自分たちの時間と人生を楽しむ場所として、平屋を選ぶという共通点があると思います。
ご紹介した間取りでポイントとなっているのは、ご夫婦の寝室でしょう。ただ寝るだけの部屋ではなく、趣味を楽しんだり、自分だけの時間を過ごしたりと、パブリックスペースであるLDKやキッチンとは異なり、夫婦とはいえ、お互いのプライベートも重視した「個室」として間取りが設計されています。
それぞれの寝室や書斎なども含めて、共同生活だけではなく、個人の生活や人生のスタイルをどうやって間取りに反映させるかが重要になると思います。
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