学校の屋上、ビルの屋上。
どうして「屋上」は人をわくわくさせるのでしょうか。
自分の家に広い屋上があって自由に使えたら...
子どもの頃、そんな妄想の花を咲かせていたのは、私です。
そういう訳で、屋上をうまく活用して「青空リビング」を楽しんでいる間取りを平屋、2階建て、3階建ての3パターンでご紹介いたします。
屋上のある平屋の間取り/小屋根裏の反対側を活用した青空リビング
【参照】桧家住宅(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積107.23㎡(32.4坪)。
ご夫婦とお子様の3人家族でお住まいの平屋です。
4LDKの間取りに小屋根裏、さらに屋上リビングと使える空間をすべて活用した広びととした平屋住宅になっています。
玄関には子育て世帯には必須の土間収納を完備。
廊下を使って、部屋を区切るタイプになっていて、主寝室、和室、洋室2つが独立して存在しえています。
LDKは対面式のキッチンを備え、真横に廊下から洗面室へと続くドアがあるので、家事動線を短くするなど使い勝手が良さそうです。
注目は屋上部分。
子ども部屋のロフト、さらに玄関から直結の小屋根裏収納は、平屋の収納力アップに大いに貢献してくれるでしょう。
さらに小屋根裏の反対にあるドアからは、広々とした青空リビングが広がります。
手洗い付きの水栓を備え、夏のプール遊びなどでも活用できます。
屋上のある2階建ての間取り/豪華すぎるアウトドアリビングは物干し場としても活用
【参照】マレアハウスデザイン(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積134.36㎡(40.6坪)。
ご夫婦とお子様の3人家族でお住まいの2階建て住宅です。
隣家との距離が近いため、採光とプライバシーのバランスを取るために工夫をほどこしたという間取りです。
玄関にはトレンドである広めのシューズクローク。
ホールからはLDKと隣接する和室にも直接アクセスすることが可能で、回遊しやすい動線となっています。
長方形の長いLDKは吹き抜けを活用することで、採光を工夫し、常に明るい状態を保てます。
さらに食品庫、洗面・バス、スキップフロアになっているホビースペース、小上がりの和室と連動することで、LDKを中心したシンプルな生活空間を実現しています。
2階も間取りとしてはシンプル。
主寝室とウォークインクローゼット、洋室が2部屋。
無駄のない間取りで居室スペースをしっかり確保しています。
さらに2階の上には豪華な屋上スペースが。
アウトドアリビングとしてソファ、さらにジェットバスを設置し、庭としてまた、周囲からの視線をカットして洗濯物が干せる家事スペースとしても重宝されています。
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屋上のある3階建ての間取り/24坪の土地でも庭付き一戸建てを実現
【参照】ウィザースホーム(suumo)/(カタログ取り寄せはこちらから)
延床面積124.33㎡(37.6坪)。
ご夫婦とお子様2人でお住まいの3階建て住宅です。
住宅地の奥にある24坪という敷地面積の土地。
あまり条件の良い物件とは言えない場所に、3階建て、2階リビング、屋上庭園というコンセプトで建てられた3階建てです。
1階は、ビルトインガレージ付き。
ポーチから玄関に入ると、子育て世代にはうれしいシューズクロークを完備。
さらに、倉庫スペース、階段下収納と、豊富な収納スペースが用意されています。
2階はリビングスペース。
家がひしめき合う住宅地のため、採光やプライバシーを考えると、2階リビングはベストな選択。
リビングとダイニング・キッチンはホールを使ってゾーニング。
ひと続きのフロアですが、役割ごとに空間を分けています。
キッチン横には広いパントリー、さらにドアを抜けると洗面室につながっており、家事動線のスムーズさは抜群です。
3階は個室スペース。
主寝室と将来2つに分けられる子ども部屋、そして家族の衣類や季節ものをまとめて収納できるファミリークローゼットを完備し、各居室の面積を広くできるよう工夫しています。
屋上にはスカイラウンジを設置。
敷地面積が狭く、庭が取れない分を上空に回し、見事に「庭付き一戸建て」を手に入れました。
屋上スペースには人工芝を敷き詰め、家族のだんらんスペースに。
まとめ/庭としての価値は大きいが、維持管理の手間も考慮すべき
一戸建て住宅における屋根の上の使い道としては、これまで太陽光発電として利用することが多かったと思います。
しかし以前に比べて太陽光パネルのメリットが少なくなってきた今、「屋上=青空リビング=庭」として利用することで、暮らしを豊かにするためのオプションとして新築注文住宅をグレードアップするという選択肢も大アリだと思います。
アウトドアリビング、洗濯物干し、子供の遊び場としてはもちろん、狭小地において地面に庭を作れない場合には、「空中庭園」としてその役割をになってくれるという大きなメリットがあります。
豪華な屋上のアウトドアリビングを実例で見ると羨ましくなってしまいますが、実際は、その維持管理等にも手間をかけなければいけないというデメリットはあると思います。
新築のうちは、よく屋上を利用したけれど、生活をしていくうちに目新しさがなくなりほったらかしにしておいたら、建材や設備が劣化してボロボロになったり、隅っこによくわからない植物が生えていたなんてことにならないよう、注意が必要です。
とはいえ、アウトドアリビングで子どもたちとプールだなんて、最高の家遊びですね。一度で良いからやってみたい!
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