家づくりの悩み

「建売住宅」のメリットと注意点/新築は「普通の家」が一番良い?

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最も建てやすく 暮らしやすい新築は、 「普通の家」である理由。

今は、埼玉の某都市にて賃貸住宅に住んでいる一級建築士の友人に、一戸建てならどんな家に住みたいか?と聞いてみたところ、「えーと、普通の家」という答えが返ってきた。
はて、「普通の家」とはなんぞや?

友人の説明によると「間取りで言えば、よくある建売住宅みたいな感じ。シンプルで、余計なものがなくて、暮らしやすそうじゃない?」
なるほど、そういう考え方もあるらしい。

 

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普通の家は、間取りで言えば「建売住宅」。余計なものがないシンプルさが魅力

携帯電話はスマートフォンになり、新機種が出る度に新しい余計な機能が追加されていく。冷蔵庫も、掃除機も、洗濯機もしかりである。

一戸建て注文住宅もその例に漏れず、もっと新しいものを、他社との差別化をと競争が激しくなればなるほど、いろいろなオプションがごてごてとくっついてくる。
住宅展示場に建てられている各住宅メーカーの最新モデルなど、もはや何かの組織の秘密基地か、変形を前提とした巨大ロボのような豪華さである。

そんな世間の流れに逆行する「普通の家」に、何だか妙な魅力を感じてしまうのは、私だけではないだろう。
「普通」という定義がもはや、千差万別、十人十色ありすぎてよくわからないが、ここでは「普通の家=余計なものがないシンプルな家」ということにしておこう。

建売住宅とは、住宅メーカーや不動産会社があらかじめ土地を取得し、そこを区画整理するなりした上で、「家を建てて、土地とセットで売る」タイプの一戸建て住宅である。

注文住宅と異なり、あれこれとこだわることはできないが、かなりリーズナブルな値段で新築一戸建てを購入することができる。
「家は欲しいが予算が出ない!」という家庭にとっては、救世主とも言える存在だろう。

「家づくりに熱心な人」ほど、注文住宅にこだわりすぎて自分の首をしめている。

注文住宅の家づくりというのは、ものすごいエネルギーのいる作業である。

「建てたい家」の研究から始まり、ハウスメーカーの選定、土地探し、ローンの手続き、ハウスメーカーとの打ち合わせ。

実際に、ハウスメーカーとのやりとりが始まれば、間取り、外壁、各部屋の壁紙、フローリングの素材、ドアノブ、トイレの便座、システムキッチンの種類などなど、「家を作るためのあらゆる部品」を膨大な種類から選び、決定していく作業が必要になる。

「建てたい家」にこだわればこだわるほど、作業量は増え、やがてあなたたちご家族(主に旦那様と奥様)の精神、そして肉体に小さくないダメージを与えていくのである。

楽しかった家づくりは、やがて「耐え難い苦行」に変わる。そうなるともう、困ったものである。

注文住宅の場合、がんばればがんばるほど、悩めば悩むほど深みにはまっていく。
家づくりは、スタートダッシュを思い切り決めた後、最短距離を突き進み、なるべく早くフィニッシュまでたどり着く必要があるのだ。

さあ、胸に手をおいて考えてみよう。
「あなたの求めている家は、それだけの苦行を乗り越えてまで、手に入れたいものですか?」と。

建売住宅に「ワンポイント」こだわりをプラス。インテリアや外溝で違いを出すこともできる

注文住宅に比べ、確かに建売住宅は「建てられる家の自由度」は低い。
しかし、それを「デメリット」ではなく「メリット」であると考える。つまり、「ものすごい苦労をしなくても、それなりに満足できる家が、しかも結構リーズナブルな価格で手に入る」と好意的にとらえるのである。

建売住宅とはいえ、「ふふふ、どんな家なのかは買ってからのお楽しみ」などという、福袋や闇鍋のような不親切な売り方はしない。
事前に、どんな間取りでどんな機能があり、どういう暮らしに向いている家なのかは、資料を見れば明らかである。
その資料をじっくりと精査した上で、「この家でいいんじゃね?」ということになれば、もうあなたの家づくりは最終講演、相撲でいうなら千秋楽である。

建売と一言で表現しても、種類はいろいろある。
区画が複数あるのであれば、早いものがちで好きな土地が選べるし、まだ建物が建っていない場合は、内装やインテリアの一部を選べたり、多少のカスタマイズが可能な場合もある。

家というのは、「区切りをされた一つの箱」に過ぎず、その家をより暮らしやすく、楽しく生活ができる場所に変えていくのは、他でもない家主の役目であり、特権である。

インテリアや内装の工夫で、家の中の雰囲気はいくらでも変わるだろう。
外構や庭にこだわって、注文住宅同様、いやそれ以上により魅力的な外観を手に入れることももちろん可能だ。

建売住宅は、家主のこだわりが詰め込まれた注文住宅とは違い、ある程度「誰の好みにも合致するような、よりフラットな状態」で作られているため、「住んでからカスタマイズ」のしがいもあるし、やり方によってどんな色にも変化する真っ白なキャンバスのような存在なのである。

建売住宅の間取り事例:セキスイハイムの間取り3事例

こちらは実際に売り出されているセキスイハイムの建売住宅である。

間取り図を見てもらえれば分かるが、どれも家族が楽しく暮らすための家として遜色ない仕上がりである。

セキスイハイムの建売住宅間取り①

セキスイハイムの建売住宅間取り①

【参照】セキスイハイム(カタログ取り寄せはこちらから)

パントリーからの出入りも可能で、キッチンから脱衣所・バスルームへの移動をスムーズに。

LDKに隣接したタタミルームは収納付きで、家事室として利用も可能。

セキスイハイムの建売住宅間取り②

セキスイハイムの建売住宅間取り①

【参照】セキスイハイム(カタログ取り寄せはこちらから)

各部屋に大きめのクローゼットを設置した収納力抜群の間取り。

水回りもコンパクトにまとめて家事ラクを実現。

 

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まとめ:「普通の家」は建売でも注文住宅でも可能。ただし「建築工事の課程」は必ずチェックしよう

matome

建売住宅は、現代の流行などをほどほどに取り入れつつ、コストを抑えるためにもシンプルな規格、仕様、間取りになっていることが多い。
それが逆に「暮らしやすさ、住んでからのカスタマイズのしやすさ」につながることもあるというメリットをご紹介した。

もちろん、注文住宅でも「普通の家」は実現できるだろう。自分たちのこだわりをいれつつ、シンプルで暮らしやすく、コストも下げられた家を建てられるのならば最高だ。

建売住宅の場合、すでに建築作業が終わってしまっているものは、その建築課程がまったくチェックできないという大きなデメリットがある。

私の友人は、ある事情があり、すでに建築が終わっていた建売住宅を急いで購入したのだが、残念なことに、欠陥住宅に当たってしまい、かなりひどい目にあった。

建売住宅でも注文住宅でも、家が建てられていく課程を曇りなき眼でしっかりとチェックしながら、進められる方が安心感があることは確かだろう。

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