家づくり基礎知識

注文住宅と建売住宅どっちがいいの?メリットとデメリットを比較

更新日:

5d2c2c381cabb0094a3c403f0b80aad9_s

新築一戸建てには、注文住宅と建売住宅がある

一般的に「家を建てる」となると新築の一戸建てを指す場合が多いでしょう。その「新築一戸建て」の中にもタイプを分類すると2種類あります。

それは、「注文住宅」と「建売住宅」です。

注文住宅はこだわりのあるオーダーメイドの理想の家

注文住宅とは、家を建てたい人が自由に自分の希望や理想をハウスメーカーに注文して造り上げるオーダーメイドの一戸建て住宅のこと。

家族の状況や自分のライフスタイル、「こんな家に住みたい!」という理想の間取りを実現できるのが最大の魅力。家に対するこだわりが強い人は、注文住宅を選ぶのがベストでしょう。

また、注文住宅を建てるには必ず土地が必要になるので、すでに一戸建ての建築用地を用意出来ている人や、両親などから譲り受けている人は、全体のコストも下げられるのでおすすめです。

建売住宅は、リーズナブルで標準仕様、家づくりをシンプルに

建売住宅は、ハウスメーカーなどが分譲する土地に「建てた状態」で販売される一戸建て住宅。外観や設備、間取りなどはハウスメーカーが提案するスタイルやプランである程度統一されており、その時のトレンドやハウスメーカーの特徴を取り入れてはいるものの、あくまで標準的。

一戸建て住宅は欲しいけれど、それほどこだわりはない。

モデルハウスを見たら気に入ったので、それと同じものが欲しい。

様々な手続きや選択がある注文住宅は大変なので、もっと簡単に家を買いたい。

といった要望のある人にはベストの選択と言えるでしょう。

注文住宅・建売住宅のメリットとデメリット

注文住宅と建売住宅。

それぞれに魅力もありますが、細かいところまで考えると、やはりメリット・デメリットは存在します。

その中でも重要なポイントについて、考えてみましょう。

注文住宅のメリットは「自由」であること

注文住宅の最大のメリットは「自由である」ということです。

内装、外観、間取り、設備。すべてにおいて、施主の意見を取り入れ、反映させることで理想の家を作り出します。ハウスメーカーは、施主の御用聞きとなって、その理想を実現させるためにプランを作っては修正を繰り返します。

理想の家を建ててくれるハウスメーカーを選ぶ選択肢も増えるので、様々な条件、仕様の中から、好みに会社やプランを選択することができます。

中には店舗付きの住宅や二世帯住宅、地下室や大きな平屋建てなど、特殊な家を建てたいという方もいるでしょう。

そういった要望にも応えてくれるのが注文住宅の最大の魅力と言えます。

注文住宅のデメリットは時間とコストの大きさ

それだけ自由に、様々理想を詰め込む家ですから、当然、値段は高くなります。

家を建てる側もこだわりがありますので、一度決まった仕様を途中で変更するということもあり、実際に完成するまで必要な費用総額が確定しないということも多々あるようです。

また、土地も新規に購入して、注文住宅を建てるとなると、その費用総額はかなりのもの。

頭金や自己資金にもよりますが、ローンの返済金額も大きくなりますので、計画的な家づくりが必要になってきます。

注文住宅は完成までに時間がかかる

また、注文住宅を作るのは、非常に時間がかかります。

内装材や外装など、すべての要素を一つ一つ決定していくことになりますので、毎日カタログとにらめっこし、思い悩む毎日を過ごしている施主さんも多いことでしょう。

それが楽しみの一つと言えなくもないですが、確かに僕の友人も注文住宅を発注したのは良いけれど、あまりにも考える事・決めることが多すぎて、途中で疲れてしまったと愚痴をこぼしていたことがありました。

そういう事情もあり、注文住宅は、建てると決め手から完成するまで、それなりの時間がかかる場合が多いです。僕の友人の中には、建築デザイナーに依頼をしてから、実際に住めるようになるまで、5年程度の期間を要したという強者もいます。

注文住宅は売却しづらい場合がある

こだわって作った注文住宅の場合、売却しようとした時に「なかなか売れない」という事態が起こることもあるようです。

それはあまりにも内装や外観が凝りすぎていて、一般的な好みに合わなかったり、家自体が豪華なため売却金額も大きくなってしまい買い手がつかないといった理由からという場合が多いようです。

ちなみに、僕が購入した中古住宅(ハウスメーカー施工の注文住宅)も、かなり施主さんのこだわりがつまった箇所がありましたが、それを買い手の僕が「いいね!」と思ったので、スムーズに話は進みました。

ただ値段に関しては、最初は僕が購入した値段の1000万円以上高い値段で売りに出されていたらしく、その時はまったく反応がなかったそうです。

建売住宅のメリットは割安感

建売住宅のメリットは、なんといっても注文住宅より割安であること。

注文住宅では手がなかなか出なかったけれど、建売ならと考える人は少なくないでしょう。

基本的に土地付きの住宅ですので、新たに土地を探す手間やコストがかからないのも、重要なポイントです。

建売住宅はすぐに入居が可能

何かせっぱつまったよっぽどの理由がなければ、「早く一戸建てに引っ越したい」ということはないと思いますが、建売住宅はすでに建っていますので、購入すればすぐさま入居が可能です。

家が建つまでにあれこれと大変な作業が待っている注文住宅とは異なり、実にシンプル。

「この家ください」という希望があり、契約がスムーズに完了すれば、すぐにでも一戸建て住宅のオーナーです。

分譲地などの建売住宅は、実際に売りに出されている家を見学することが可能です。

つまり、自分が実際に購入する家を子細に見学、生活動線の確認もすることができますので、その点は安心感があります。実際に住むかも知れない家での暮らしをイメージできますし、採寸しておけば家具や家電の準備もスムーズでしょう。

建売住宅のデメリットは没個性と内部の欠陥

建売住宅は規格化された、すでに建設された家を購入しますので、後から変更は聞きません。

もちろん、分譲地を購入して、家を建てるのは後からという場合であれば、プランに合わせてカスタマイズは可能でしょう。

しかし、基本的に間取りや設備などは、プラン通りのものを導入するのが一般的ですので、自由度は大きく下がるといっても過言ではないでしょう。

すでに施工されてしまっているのでチェックができない

これは建売住宅においては重要なポイントです。

注文住宅であれば、土地の調査から、上棟、完成まで、すべての工程を見ようと思えば見ることができます。

職人さんたちへの3時のお茶を出しながら、基礎がしっかりできているか、柱が曲がっていないかチェックする。そんな奥様の姿は一戸建ての建築現場では日常茶飯事でしょう。

注文住宅であればそれができますが、すでに建ってしまっている家を買う注文住宅では、それができません。

これはあくまでも悪い事例ですが、僕の妻の友人がお子様の幼稚園入園に合わせ、急いで建売住宅を買ったところ、見事に欠陥住宅に当たってしまい、困っているという話を聞いたことがあります。

そういった状況の場合、施工した会社もなかなか対応やメンテナンスをしてくれないことが多いらしく、今でも問題は解決していないようです。

もちろん、建売住宅の多くは、しっかりとした良質な住宅であると思いますが、時にはこういったトラブルも起こるということを頭に入れておかねばなりません。

注文住宅を建てる!と決めたらハウスメーカーを選ぶ

一生に一回の買い物だから、こだわりの注文住宅にしたい!

その気持ち痛いほど分かります。

とりあえず、ローン返済のことは忘れて、自分たちが納得できる理想の注文住宅を建てましょう。

そうと決めたら、その理想の家を建ててくれるハウスメーカー選びが重要です。

注文住宅をお願いするとなると、選択肢は大きく分けて以下の3つになるでしょう。

注文住宅を建てる①ハウスメーカー

ハウスメーカーの中にも、一流どころで坪単価も70〜80万円と高い会社もあれば、坪単価30万円台から建ててくれるローコスト住宅のハウスメーカーもあります。

もし、本体価格1000万円台で家を建てたいと思ったら、やはり選択肢はローコスト住宅系の中堅ハウスメーカーということになると思います。

ハウスメーカーの場合、会社規模もそれなりに大きいですので、多彩な住宅プランやオプションがあり、施主の希望をより忠実に叶える手助けをしてくれるでしょう。

経営規模が安定していることで、施工後も長くアフターサービスなどで付き合っていける点も魅力です。

注文住宅を建てる②地元の工務店

必ずどの地域にも、その時でずっと営業を続けている工務店というのがあります。

一級建築士や大工の棟梁をトップにした職人集団で、木材や工法にこだわるなど、それぞれ特色があるのが魅力です。

ハウスメーカーのように、広告費や人件費、モデルハウスの維持費にお金をかけていないので、コストも安く抑えられる可能性はあります。

社長さんや担当さんと気持ちを通じ合わせることができれば、その後もずっと長くつきあえるパートナーとして、家のメンテナンスなどもお願いすることもできます。

ただ、自分たちの得意とする工法や在来工法などをメインとし、流行の建築やプランなどを取り入れていない場合もあるので、注意は必要です。

注文住宅を建てる③建築設計事務所・デザイナー

こだわりの間取りなど、とにかく設計や自由度にこだわりたい場合は、建築士事務所や建築デザイナーにお願いするのも一つの方法です。

ハイセンスで、「今、流行しているモダンな建築やデザイン」、を取り入れた独創的な家を作りたいなら、建築デザイナーの力を借りるのがベストでしょう。

問題は、コスト的には確実に増えてくるということです。

設計費や管理費はもちろん、設計事務所の外注である建築会社を利用しますので、割高感は否めません。

まとめ:注文住宅か建売住宅か。決めるのは「コスト」と「自由度」

このように、注文住宅にも建売住宅にも、それぞれメリット、デメリットがあります。

キワードは「建築コスト」と「自由度」です。

建売住宅より注文住宅の方がコストは高くなる。注文住宅の中でもローコスト住宅ハウスメーカーより、設計事務所にオファーした方がコストは上がる。

しかし、コストの上昇にある程度比例する形で、様々な場面での自由度もアップする。

そのあたりのバランスを考え、予算や家族の希望などと照らしあわせた上で、ベストなポイントを見つけられると良いでしょう。

【参考文献】新20年たっても後悔しない一戸建ての選び方がわかる本 (100%ムックシリーズ)

-家づくり基礎知識
-, , , ,

Copyright© 一戸建て家づくりのススメ , 2018 All Rights Reserved.